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2017.09.27

カーボンプライシングの理論と実際:現在の日本において導入は必要か?

一般社団法人エネルギー・資源学会 「エネルギー・資源」9月号に掲載

  • 杉山 大志
  • 上席研究員
    杉山 大志
  • [研究分野]
    資源・エネルギー、環境

1.はじめに

 カーボンプライシングの定義には2通りある。

 広義には、CO2排出を削減する動機を与える施策(例えばエネルギー税や省エネ規制)はすべてカーボンプライシングであり、つまりは温暖化対策と同義になる。例えば統合評価モデル(Intergated Assessment Model, IAM)では、多くの場合、かかる意味合いでカーボンプライシングを定義し評価している。この文脈では「CO2削減のためにカーボンプライシングが必要だ」という命題は単にトートロジーとなる。勿論、現実に問われるべきは、それを如何なる政策手段で実施するのかという具体的な内容である。

 狭義には、カーボンプライシングとは、経済の全体ないし大半を対象としたキャップ・アンド・トレード型の排出量取引制度、ないしは環境税制度を指す。以下本稿では、この狭義のカーボンプライシングの導入の是非について論じる。・・・


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カーボンプライシングの理論と実際:現在の日本において導入は必要か?PDF:1.1 MB

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