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研究領域・テーマ

経済のグローバル化、情報通信革命の進展、環境・エネルギー資源の制約増大に伴う大きな潮流変化の中で、世界経済の枠組が今後どのような変貌を遂げるのか、また日本としてはどのようにして新しい進路を切り拓いていくべきなのかという当研究所の基本的な問題意識のもとに、研究領域の4本の柱、即ち「経済」、「資源・エネルギー・環境」、「政治」、「社会」の諸領域を中心に科学的に価値のある調査・研究を行い、必要な政策提言を行う。また、米国、欧州、エマージング諸国(とくに中国)におけるこれらの領域の調査・研究動向を把握し、相互に情報を交換するとともに、議論を深めながら、知的人材のグローバルなネットワーク形成を進める。

経済

人類社会の持続的発展と人類の幸福を実現するために、経済成長は不可欠な要素である。グローバリゼーションの時代にあって、先進諸国におけるバランスのとれた持続可能な経済発展のモデルとはどのようなものなのか?経済のインバランスはどのようにして生じ、どのようにして解消され得るのか?そこにおける国家と市場の役割はそれぞれどのようなものであるべきか?また、グローバルガバナンスの形はどのようなものなのか?こうした疑問に対する解答が求められている。

また、グローバルな金融危機や資産バブルについての的確な分析、金融システム・金融機能・資産価格変動・金融政策に焦点を当てた新しいマクロ経済理論・政策が求められている。

資源・エネルギー・環境

前世紀の後半以降、地球環境・資源・エネルギー問題が経済発展の新たな制約要因として認識されてきた。この問題に立ち向かうには、環境と経済の両立を根本に据え、自然科学と経済学の両面からアプローチして政策を打ち立てなければならない。

すべての国・地域を巻き込んだグローバルな協力が必要であり、そのためには科学に裏打ちされたコンセンサスに基づいて、最先端の技術開発を伴うすべての国・地域の不断の努力と公平な負担が求められている。

同時に、地球環境問題は、グローバリゼーションに伴う生存競争の一側面であり、安全保障問題との関連を念頭におきつつ、エネルギー・資源確保の戦略、さらには海洋戦略をも検討しなければならない。

外交・安全保障

経済成長をリスクに曝すものとして、安全保障の問題がある。グローバリゼーションは大きな発展の機会をもたらす一方、不安定・不確実をもたらし、また文化的な摩擦をも生じさせるものである。地政学的な変化の著しい東アジアにおける日本の外交・安全保障の政策オプション、グローバリゼーションの時代における国際関係とそのプレーヤーの役割など、リスクマネージメントとしての外交・安全保障上の課題は多い。日本の外交・安全保障における政策立案・実施能力を向上させ、国民各層における外交・安全保障問題に対する理解を深める必要がある。経済異変、自然災害、パンデミックに対する対応なども、広い意味でのリスクマネージメントとして意識する必要がある。

日本の国力・競争力

こうした中にあって、日本は、世界においてどのようなポジションを占め、どのようにリーダーシップを発揮することができるのか。その基盤となるのは、日本の国力であり、競争力である。これを高めるための課題は多いが、自由を尊重する社会の中で自由な競争が行われ、グローバルな舞台での競争を勝ち抜く人材が育成されることが基本となる。人口減少・少子高齢化の中での潜在成長力の向上、財政再建・持続可能な社会保障制度の確立と経済発展の両立、適正競争の確保と格差問題に対処するためのセーフティネットの構築、農業・林業の再生を含む中央と地方の関係の見直し、人的資本の育成・蓄積・活用など、国内においても課題が山積している。

ネットワーク

研究活動を行うにあたっては、グローバルな知識の交流を行う中で、研究成果を出していきたい。グローバルな知識のネットワークを構築し、知識の創造のためのグローバルなプラットフォームを提供することを目指したい。

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