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2017年12月19日(火)14:30~16:30開催 場所:キヤノングローバル戦略研究所 会議室3

櫛田健児セミナー 「幻想と真実の間で揺れ動くAIによるディスラプション -シリコンバレー経済圏の真の理解と日本の付加価値創造力の未来-」

 キヤノングローバル戦略研究所(CIGS)は2017年12月19日にスタンフォード大学 アジア太平洋研究所日本研究プログラム リサーチスカラー 櫛田健児氏のセミナーを開催しました。

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(左から櫛田氏、栗原氏)

開催概要

題目:「幻想と真実の間で揺れ動くAIによるディスラプション--シリコンバレー経済圏の真の理解と日本の付加価値創造力の未来--」
発表者:櫛田 健児(スタンフォード大学 アジア太平洋研究所 日本研究プログラム リサーチスカラー、キヤノングローバル戦略研究所 International Research Fellow)
モデレーター:栗原 潤(キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹)

プログラム
ProgramPDF:304KB


発表資料
櫛田氏発表資料PDF:2,196KB


講演要旨は後日掲載予定です


講演概要
 人工知能(AI)は将来様々な産業や人間の活動にディスラプションをもたらすのは明白である。しかし、今AIには過剰な期待がかかりつつあり、同時にマーケティング上、いかなる情報分析も「AI」という文字を入れなければ売れない時代を迎えている。こう考えるとAIと名乗る様々なサービスが期待値以下の機能性しか提示出来なかった時以降、「AIは未熟」との世論が湧き出始め、疾風怒濤のAIブームが終焉すると予想される。
 その一方で正真正銘ともいうべきAIが発展し、それを取り込んだサービスや企業が一気に既存企業と業界を打ち破るイノベーションとして出現する可能性が存在する。こうした上記「幻想に包まれたAIブーム」と「真のディスラプティブ・イノベーション」との間の揺らぎの根底にあるのは、①AIに関する一般的な知識不足、②2つのシナリオの根底にある力学、および③「正真正銘のAI」を使った様々なサービスや考え方への接点の少なさにあると言えよう。
 多くのAI活用法は、シリコンバレーの経済圏において、ベンチャーキャピタル投資を受け急成長を使命としたスタートアップによって編み出されている。猛烈な競争を経てスタートアップは既存の業界を破壊しようとする一方で、大企業は破壊されまいと懸命にそうしたスタートアップを取り込もうとしている。こうしたシリコンバレーにおける力学は、これまでの20年の歴史の中で付加価値創造の土俵を幾度も変え、大きな富を作り出しながら新しい産業を作り、既存企業を破壊してきたのである。
 本セミナーは、AIと根底にある力学の模索、シリコンバレー経済圏に関する正確な情報の紹介、そして日本企業でシリコンバレーを活用している数少ない例と、避けるべきワーストプラクティスを伝えながら日本の将来の選択肢についての検討を行う。

講師紹介
櫛田健児の略歴等
個人のページ(外部のサイトに移動します)


 【所属】
スタンフォード大学 アジア太平洋研究所 日本研究プログラム リサーチスカラー
Stanford Silicon Valley - New Japan Project プロジェクトリーダー
キヤノングローバル戦略研究所 International Research Fellow
Research Affiliate, Berkeley Roundtable on the International Economy

 【学歴】
2001年6月 スタンフォード大学:経済学部、東アジア研究学部卒業(学士)
2003年6月 スタンフォード大学:東アジア研究部、修士課程修了(修士)
2010年8月 カリフォルニア大学バークレー:政治学部、博士課程修了(博士)

 【職歴・著書】
2010年9月 スタンフォード大学 アジア太平洋研究所 ポストドクトラルフェロー(~2011年7月)
2011年8月 スタンフォード大学アジア太平洋研究所 日本研究プログラム リサーチスカラー
Stanford Silicon Valley - New Japan Projectプロジェクトリーダー
2016年1月 キヤノングローバル戦略研究所 International Research Fellow

東京のインターナショナルスクールを経てスタンフォード大学で経済学と東アジア研究を専攻、カリフォルニア大学バークレーで政治学博士を修得後、現職に就く。
情報通信やクラウド、シリコンバレー経済圏、政治経済分析を中心に研究。
日本向けの一般書は『シリコンバレー発アルゴリズム革命の衝撃: Fintech, IoT, Cloud Computing,AI・・・アメリカで起きていること、これから日本で起きること』、『バイカルチャーと日本人:英語力プラスαを探る』(中公新書ラクレ)など。