本文へスキップ

2014年10月23日(木) 15:00~17:00開催 場所:キヤノングローバル戦略研究所 会議室3

瀬口清之氏・呉軍華氏ジョイント講演会 開催報告

 CIGSは日本総研理事の呉軍華氏とCIGS瀬口研究主幹のジョイント講演会を開催しました。

141023_seguchi-junhua_photo.jpg 141023_junhua_photo.jpg 141023_seguchi_photo.jpg 141023_lecture_photo.jpg
(左から呉氏、瀬口氏)

開催概要
題目:「習近平のパラドックス:現状と行方」
発表者:呉 軍華 日本総研 理事
題目:「習近平政権の経済政策運営:足許の安定と将来リスク」
発表者:瀬口 清之 キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹
発表後、呉軍華氏と瀬口清之氏のディスカッション及び質疑応答セッション

発表概要
「習近平のパラドックス:現状と行方」
 最高指導者の座についてから約二年。習近平が強力なリーダシップで中国を変えようとする姿勢をみせているが、「Who is Xi」は依然として大きな謎。腐敗摘発を進めつつも腐敗を生み出した制度を改革するよりも権力による腐敗の摘発に固執。政府の規制緩和を市場化改革遂行の最も主要な課題として位置づけているものの、規制緩和はあくまでも政府の「自己革命」を中心に遂行。平和的台頭を訴えつつも強硬な姿勢で領土・領海の紛争に臨む。政治から経済まで、内政から外交まで、習近平体制下の中国で生じた一連のパラドックスを分析し、その行方を展望する。

「習近平政権の経済政策運営:足許の安定と将来リスク」
 都市化の進展やインフラ建設によってもたらされる経済構造変化に支えられながら、足許の緩やかな成長率の低下が続く中、習近平政権の最大の課題は構造改革の実行である。これを実現できなければ、2020年代の中国経済は不安定化するリスクが高い。経済の安定が続く可能性が高い時間はあと何年残されているのか、その間に実行すべき改革は何か。もし改革が実行できない場合、中国経済はどのような問題に直面するのか。そのリスクに対して日本はどのように対処すべきか。中長期的視点から中国経済のリスクシナリオを考える。

呉軍華氏略歴(Junhua Wu)
1983年 (中国)復旦大学外国語学文学学部卒
1990年 東京大学大学院総合文化研究課博士課程修了
1990年 (株)日本総合研究所入社 
1999年 (株)日本総合研究所香港駐在員事務所長
2006年 (株)日本総合研究所理事、現在に至る
2006年 日綜(上海)投資諮詢有限公司総経理(社長)
2007年 日綜(上海)投資諮詢有限公司董事長(会長)、現在に至る
その間
1996年~2003年 香港大学アジア研究センター名誉研究員
2000年~2002年 ハーバード大学客員研究員
2001年~2003年 (米)AEIリサーチフェロー
2002年~2003年 ジョージワシントン大学客員研究員
2005年 (中国)復旦大学名誉研究員、現在に至る
2009年~2011年 (米)ウットルウィルソンインターナショナルセンター公共政策スカラー
2011年~2014年 同センターシニアスカラー