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2014年8月19日(火)15:00~17:00開催 場所:キヤノングローバル戦略研究所 会議室3

Glen S. Fukushima氏セミナー「日米関係の課題と展望」開催報告

 CIGSは米国のシンクタンクCenter for American ProgressのSenior Fellow、Glen S. Fukushima氏のセミナーを開催しました。

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(左からGlen S. Fukushuma氏、栗原氏)

Glen S. Fukushima氏 講演アウトライン(英語)
「日米関係の課題と展望」PDF:200KB

Glen S. Fukushima氏 講演要約(日本語)
「日米関係の課題と展望」要約PDF:345KB

開催概要
題目:「日米関係の課題と展望」
発表者:Glen S. Fukushima
Senior Fellow, Center for American Progress
Former Deputy Assistant, United States Trade Representative for Japan and China
Former President, American Chamber of Commerce in Japan
モデレーター:キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹 栗原 潤

発表概要
 Glen S. Fukushima氏は、USTR(米国通商代表部)の日本・中国担当代表補代理、エアバス・ジャパン等の欧米企業の日本法人社長、在日米国商工会議所会頭等を経て現在、Center for American Progress(米国先端政策研究所)の上級研究員である。1985年から1990年までのUSTR在籍ののち、1990年から2012年まで22年にわたり日本に在住し、2012年秋に米国(ワシントンDC)へ帰国した。日米関係に精通したFukushima氏の講演は、ワシントンDC ビュー オブ ジャパンともいえる大変示唆に富む内容である。
 講演では、「good(よい)安倍」、「bad(悪い)安倍」、「uncertain(よくわからない)安倍」という安倍政権に対するワシントンDCの見方やその変遷、オバマ政権のアジア基軸戦略とも関連する対日政策についての説明がされた。また、日本への懸念や課題として、米国への日本人留学生数の減少、歴史認識にまつわる問題とそれによる日本の国際社会での孤立化の懸念、米国社会の変化・多様化に対しての日本の理解不足、日本の指導者層の米国の共和党に偏った見方、日本の政治家の海外での実質的な議論や対話の不足等、多岐にわたる事柄が挙げられた。さらにQ&Aセッションでは、TPPや中間選挙の見通し、共和党偏重のコミュニケーションチャネル、グローバル人材不足、東南アジアでの投資、中国・韓国との領土問題、従軍慰安婦問題、日本の指導者層の海外における英語による発信が不十分であること等、日本人にとっては耳の痛いことではあるが、日本人を鼓舞するというスタンスでの、本質を突いた率直な指摘が多くなされた。