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2013年5月31日(月) 15:00-16:30開催 場所:キヤノングローバル戦略研究所 会議室

CIGS Workshop「将来のための資源確保:日仏における海底鉱物資源開発の政策アプローチの比較~地政学・地理経済学の観点から」開催報告

2013年5月31日、International Research Fellow Mr. John SeamanがCIGS会議室において、研究発表を行いました。

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発表資料
発表資料(英語)(PDF:1.0MB)


開催概要
題目: 「将来のための資源確保:日仏における海底鉱物資源開発の政策アプローチの比較~地政学・地理経済学の観点から」
発表者: Mr. John Seaman (International Research Fellow, CIGS / Research Fellow, the Center for Asian Studies, the French Institute of International Relations (Ifri) )


ワークショップ内容
 鉱物資源の確保は、日本にとってもフランスにとっても、長い間、その産業政策の中心だった。地政学的・地理経済学的な状況が変化しようとしている中で、この問題は新たな局面を迎えている。
 ここ数十年間の貿易自由化とグローバル市場の発展により、世界の主要国は、かつての帝国主義的な手段によることなく、資源を入手することができるようになった。所謂「自由主義的資本主義モデル」である。
 しかし、中国のように国家主導型の資本主義を頑なに守る新興国が台頭した結果、自由主義的な市場を基盤とするシステムがどこに向うのかということについて疑問が生じている。
 新興国がますます世界の天然資源を求めるようになるに従って、天然資源調達のためのグローバルなシステムがどのようなものになるのかということについて懸念が生まれ、そのために、多くの国々はより一層自国の領土内で供給を確保しようとするようになっている。
 レアアースの輸出を中断した中国の最近の行動は、所謂「決定的に重要な原料」について歪んだ政治行動が取られ得ることを知らしめた。その結果、資源政策は急ピッチで、かつて考えられなかったような方向に向っているようである。
 こうした背景の下で、改めて海底鉱物資源開発の研究に目が向けられるべきである。
 この領域でのリーダーシップ争いは現在も進行中である。
 このワークショップでは、海底鉱物資源開発に関する重要な政治的・経済的課題をよりよく理解するための最初の研究成果を提示する。また、この領域における日本とフランスのアプローチを比較することに重点を置く。



CIGS Workshopとは、キヤノングローバル戦略研究所の研究員が各自行っている研究・分析の中間発表会で、アドバイザーを含む研究所メンバー及び共同研究者等の外部コメンテーターからコメントをもらい、今後の研究に生かしていくために開催されているものです。