本文へスキップ

2014.04.22

中国経済の当面のリスクは経済の失速よりむしろ景気過熱

JBpressに掲載(2014年4月22日付)

  • 瀬口 清之
  • 研究主幹
    瀬口 清之
  • [研究分野]
    中国経済・日米中関係

 足許の中国マクロ経済は安定している。物価は市場経済化が始まった1990年代前半以来、初めて2年以上にわたって2~3%で安定的に推移している。

 一方、雇用面を見ると、都市部の雇用は順調な拡大が続き、2013年の都市部の有効求人倍率は年間を通じて1.1程度で推移しており、適度な範囲内での労働力不足の状態である。

 このような労働需給の逼迫を背景に、最近上海市では最低賃金を4月以降、従来の1620元から1820元にまで12.3%引き上げると発表した。

■ 経済成長率の低下にもかかわらず新規雇用は増大が続く

 2010年までは2ケタに達することも珍しくなかった経済成長率は、2012年以降8%を割り、概ね7%台後半で推移している。それにもかかわらず、都市部の新規雇用者数は毎年増加し続けている。

 経済成長率が10.4%に達した2010年に新規雇用者数は1168万人だった。その後成長率が2011年9.3%、2012年7.7%、2013年7.7%と低下してきているにもかかわらず、都市部の新規雇用者数は、2011年1221万人、2012年1266万人、2013年1310万人と年々増加し続けている(図表1)。・・・


 →全文を読む。

中国経済の当面のリスクは経済の失速よりむしろ景気過熱PDF:316.5 KB

瀬口 清之 その他コラム・メディア掲載/論文・レポート

瀬口 清之 その他コラム・メディア掲載/論文・レポートをもっと見る

海外情報・ネットワーク その他コラム・メディア掲載/論文・レポート

コラム・論文一覧へもどる