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2012.04.04

「東京=ケンブリッジ・ガゼット:グローバル戦略編」第36号(2012年4月)

小誌は大量の資料を網羅的かつ詳細に報告するものではない。ハーバードにいる一研究者である筆者が接した情報や文献を①マクロ経済、②資源・エネルギー、環境、③外交・安全保障の分野に関し整理したものである。紙面や時間の制約に加えて筆者の限られた能力という問題は有るが、小誌が少しでも役立つことを心から願っている。

  • 栗原 潤
  • 研究主幹
    栗原 潤
  • [研究分野]
    米国情報・ネットワーク

 3月中旬、北京を訪問した。目的は①全国人民代表大会(全人代)の様子や②最近の研究文献の評価--(a)ブルッキングス研究所のシニア・フェロー、アン・フロリーニ女史と海外理论信息研究中心(CCOSPT)の頼海榕氏が発表したChina Experiments (小誌2月号参照)や(b)中国を代表する国際政治学者の1人、阎学通氏の近著(Ancient Chinese Thought, Modern Chinese Power 、次の2参照)等--を巡り、友人と議論するためであった。こうしたなか、1月号の最後で触れた国家软实力研究院(INSP)の姚遥氏が1冊の本を差し出した。表題を見ると«红发安妮»、即ちAnne of Green Gables/『赤毛のアン』だ。姚氏によると既存の中国語訳は「流丽(流麗)」ではないので自らが新たに翻訳したとのこと。しかも、さすがは名外交官の姚氏。序文はロリーン・ハーバー・カナダ首相夫人と上司の李肇星前外相が書いている。筆者はそれを読みつつ「軍事は "武闘"、外交は"文闘"」であり、格調高い言葉で高邁な中国外交戦略を表現することを主張する中国社会科学院(CASS)の王俊生氏の論文や、阎氏が昨年11月20日付New York Times紙に発表した小論"How China Can Defeat America"を思い出している。

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「東京=ケンブリッジ・ガゼット:グローバル戦略編」第36号(2012年4月)PDF:398.6 KB

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