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2009.11.11

環渤海経済圏の現状と今後の展望<天津・唐山・秦皇島・瀋陽・大連現地取材報告(2009年9月20~26日)>

  • 瀬口 清之
  • 研究主幹
    瀬口 清之
  • [研究分野]
    中国経済・日米中関係
<主なポイント>
◇ 天津市、遼寧省、唐山市等環渤海経済圏の主要地域では、本年入り後、輸出は大幅に減少しているが、インフラ建設等の固定資産投資や消費が支えとなり、GDP成長率や工業生産は高い伸びを示している。
◇ 各地方政府の経済発展戦略上、環渤海経済圏全体を視野に置く発想は依然として希薄。現時点での産業集積形成は3つの産業集積地<京津冀(北京・天津・河北省)、遼中南(遼寧省中・南部)、山東半島>の各域内プロジェクトの加速が中心。
◇ 先行きについては、鉄道・道路の高速化など交通・物流インフラ整備の急速な進展により都市間の時間距離が大幅に短縮するため、各地域の特徴を生かした形での水平分業が促進されていく可能性。
◇ 現時点においては、天津が環渤海経済圏の中でかつての深3Wや上海のような強力なリーダーシップを発揮する可能性は低く、北京、瀋陽、済南、唐山等の主要都市と連携を図りながら、深3Wや上海に比べれば対等に近い立場で協調的な発展を促進する役割を担う存在となることが予想される。

環渤海経済圏の現状と今後の展望<現地取材報告(2009年9月20~26日)>PDF:352.2 KB

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