本文へスキップ

2018.05.31

温暖化対策にエレクトロヒート技術が寄与するための政策のあり方は?

一般社団法人 日本エレクトロヒートセンター 隔月刊「エレクトロヒート」 No. 219 (2018) に掲載

  • 杉山 大志
  • 上席研究員
    杉山 大志
  • [研究分野]
    資源・エネルギー、環境

要約 温暖化問題の解決のためにはイノベーションが必要とされる。そこで温暖化対策技術をもたらしたイノベーションがどのように起きてきたか事例を集めてみよう。そこから分かることは、科学技術全般が進歩する中で、その恩恵を受けて温暖化対策技術が進歩してきたことである。従って、将来、温暖化対策技術を手に入れたいのであれば、政府は単に温暖化対策技術の導入を進めるのではなく、エレクトロヒート技術を含む科学技術全般が進歩するようにしなければならない。そこから、革新的な温暖化対策技術は派生してくるだろう。


1. はじめに

 どのような技術のイノベーションであっても、何らかの形で科学技術全般のイノベーションの恩恵を受ける。すると、温暖化対策イノベーションも例外ではなく、何らかの形で科学技術全般のイノベーションの恩恵を受けることが予想される。

 例えば、エネルギー・環境技術戦略においては、エネルギー管理システム(EMS)等、いわゆる温暖化対策技術開発が政府によって推進されている。このような活動は、先行する科学技術の蓄積の状態を与件として、当該技術の現時点ないし近い将来における隣接可能性を追求するもの、と位置づけられる。ここで、隣接可能性とは複雑系理論における概念であって、ある技術が実現するために、その周辺の技術が育っていることを指す。

 隣接可能性とは限界を示す概念でもあって、仮に先行する科学技術の蓄積が不十分であれば、温暖化対策技術も開発され得ない。つまり「革新的温暖化対策技術」"だけ"が真空から生まれることは無い。

 以下では、これを便宜上3つのパターンに分けて、事例で確認していく。・・・


→全文を読む

温暖化対策にエレクトロヒート技術が寄与するための政策のあり方は?PDF:2.3 MB

杉山 大志 その他コラム・メディア掲載/論文・レポート

杉山 大志 その他コラム・メディア掲載/論文・レポートをもっと見る

資源・エネルギー、環境 その他コラム・メディア掲載/論文・レポート

コラム・論文一覧へもどる