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2012.06.22

中国の海洋開発戦略 -経済社会の持続可能性を求めて

『外交』(vol.13/2012年5月31日)に掲載

  • 段 烽軍
  • 主任研究員
    段 烽軍
  • [研究分野]
    資源・エネルギー、環境

 近年、中国の海洋開発利用は急展開しつつあり、世界中が注目している。今世紀当初から、海洋産業と海洋関連産業の総生産は、2次産業と3次産業を中心に、ほぼ5年間で倍増する勢いだ。本稿では、中国の海洋戦略と政策の動向を概説し、海洋資源開発の最新動向を紹介する。


背景に三つの危機感
 なぜ中国は近年急速に海洋開発利用を推進しているのか。その最大の理由は、経済の高度成長と陸域資源制約により起きた経済社会の持続可能性に対する危機感である。

 まず、フードセキュリティ(食糧安全保障)に対する危機感である。中国は、国土面積が広いものの、世界最大の人口も有する。人為活動の影響もあり、環境にも恵まれておらず、1人当たりの耕地面積は、実は世界平均の4割に過ぎない。いまだに増加傾向が続いている人口の推移を考えると、フードセキュリティの確保は、社会の持続可能性にとって最重要課題になる。

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中国の海洋開発戦略 -経済社会の持続可能性を求めてPDF:2.1 MB

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