2011年外交・安保カレンダーの最近のブログ記事

 今週最も気になるのはシリアだ。サウジなどアラブ諸国が政治改革に向けシリアに圧力を掛け、同国の国防相が更迭されたという。複数政党制も導入されるというが、シリアを説得するアラブ諸国に一体どのような成算があるのだろうか。疑問である。  中東でもうひとつ気になるのはイラクとアフガニスタンからの米… 全文を読む
 先週は米朝協議が行われたが、北朝鮮の意図は一体何なのだろう。北朝鮮が米国との関係改善を最も重視していることは分かるのだが、それにしては成果が見えてこない。やはり、いつもの通りの戦術なのかもしれない。  中国の高速鉄道事故の幕引きも気になるところだ。鉄道省を生贄に幕引きを図るのは分かるが、… 全文を読む
 先週ノルウェーで起きた爆破テロと銃乱射事件は衝撃的だった。欧州のいわゆる極右勢力の犯行のようだが、こんな事件がノルウェーのような国で発生したことは一体何を意味するのだろうか。  非常に気掛かりである。欧州の人種差別は根深い。その点、北欧は、東欧とは異なり、歴史的にリベラルな伝統があると思… 全文を読む
 何と言っても今週の焦点はインドネシアで開かれるASEAN拡大外相会合、ASEAN地域フォーラム会合であろう。昨年の今頃は、クリントン国務長官が演説で、「南シナ海の航行の自由などは米国の国益である」と述べて大騒ぎになった。  今年中国は如何に対応するのだろうか。ASEAN側は11月のASE… 全文を読む
 7月10日にパネッタ新国防長官がアフガニスタンを訪問した。今後は米軍のアフガニスタンからの撤退が早まるかどうかが焦点となる。国内政治的にはオバマ政権として撤退計画を粛々と進めたいところだろうが、そう簡単にいくだろうか、要注意だ。  先週は江沢民前総書記の死亡報道が流れたが、結局公式発表は… 全文を読む
 先週は中国共産党創立90周年を記念して様々な行事が行われた。中でも胡錦濤総書記の重要講話は一読すべきだと思う。勿論、内容が素晴らしいからではないが、中国なりのロジックがしっかり書かれているからだ。  その中国で今一番気になるのは中央政府のではなく、地方政府の負債である。先月上旬、人民銀行… 全文を読む
 先週はシンガポールに出張したため、コメントはお休みさせて頂いた。シンガポールでは5月の総選挙で野党が予想外に躍進し、リー・クアンユー顧問相らが辞任した。  2月に拡大した中東での騒乱が、中国にではなく、シンガポールに波及したとも言えないこともない。「民主主義を与えずに経済的繁栄を実現する… 全文を読む
 いつもの通り、今週予想される動きと留意点を取り纏めました。今週は私のコメントは無く、世界の主要な日程のみの掲載となります。これらは「事前予想」ではなく、あくまで研究者としての「心構え」です(出典は本邦日刊全国紙・通信社、外務省、ジェトロなど、個人の責任で集めたものです)。 19-21日 … 全文を読む
 今週はロシアのプーチン首相とドイツのメルケル首相がジュネーブで密談するという噂が流れているらしい。議題は欧州・ロシア外交安保評議会の設置の件だそうだ。欧州はドイツとロシアの連携に敏感である。  両国が密談すると「よからぬこと」が起きるという歴史的な教訓があるからかもしれない。今のドイツは… 全文を読む
 遂にイエメン情勢が動き始めた。サーレハ大統領は負傷治療を理由にサウジに入国したが、このまま亡命となる可能性が高いのではないか。同大統領には悪いが、米国もサウジも、彼を帰国させるつもりは恐らくないだろう。  同大統領の親族はまだイエメンで戦う気だろうが、今や全ての鍵はイエメン国軍が握ってい… 全文を読む