2017年外交・安保カレンダーの最近のブログ記事

先週も米国のトランプ氏に世界が振り回された。8月5日に全会一致で採択された安保理決議第2371号は、先週申し上げた通り、従来の制裁措置を強化し、北朝鮮との間のヒト、モノ、カネの流れを更に厳しく規制する内容だった。勿論完璧ではないが、一定の前進には違いなかろう。 普通ならここで北朝鮮の出方を… 全文を読む
先週7月28-29日深夜に北朝鮮が2度目のICBM発射実験を行った。直後の29日早朝、某公共放送から電話が入り、翌日の日曜討論出演が決まった。今回の発射の意味、北朝鮮の意図は、国際社会は何を?いずれも定番の質問だった。 北朝鮮の意図は、軍事的挑発ではなく、交渉上の挑発だ。米国本土に届く核弾… 全文を読む
ヨルダンにあるイスラエル大使館で先週末発砲があり、ヨルダン人2人が死亡、イスラエル人1人が負傷した。17歳のヨルダン人が工具のドライバーを武器にイスラエル人警備担当者を襲ってきたという。イスラエル国内なら発砲は当然だろうが、場所はアンマンだ。ヨルダン民衆の反応が非常に気になる。 ヨルダンは… 全文を読む
薄熙来失脚後、2012年に吉林省党委書記から重慶市党委書記に昇格していた孫政才氏が先週突然解任された。本当か、なぜ彼なのか。孫政才といえば知る人ぞ知る、将来を嘱望された第6世代の逸材だ。本当に彼が失脚したとすれば、さすがは中国だ。やはり党大会の年には「何でもあり」ということか。 孫政才氏は… 全文を読む
先週7月7日にようやく米露首脳会談が開かれたが、結果は散々だったようだ。G20首脳会議の際、ハンブルグで2時間以上会談したというが、露大統領は8日の記者会見で、「米側は露による米大統領選挙介入問題を何度も提起したが、露側は否定し、米大統領も露側の主張を受け入れ同意したと思う」と述べた。 勿… 全文を読む
今週は珍しく日本の政治についてコメントする。普通なら黙っているところだが、今回ばかりはコメントせざるを得ない。世界のマスコミは今回の小池百合子知事の勝利に終わった都議選の結果をどう報じたのだろうか。安倍政権に関する世界の評価は変わるのだろうか。こんなことが結構気になるからだ。 そうはいって… 全文を読む
今週は久しぶりで日本のマスコミがイラクという国に関心を払ってくれた。メディアの主たる関心は、モースル陥落が近づき「追い詰められるイスラム国」が「世界で拡散しつつあるイスラム主義者のテロに如何なる影響を及ぼすか」にあるようだ。 大変有難く、良い傾向と思う。以下は筆者の現時点での見立てだ。 ●… 全文を読む
日曜午後に米国から帰国した。トランプ政権発足からもう4回目のワシントン出張だ。キヤノングローバル戦略研究所とスティムソン・センター共催のシンポジウムでも喋ってきた。日米研究者が「日米関係以外の問題」を議論するこのシリーズは今回が3回目。これには筆者のちょっとした思い入れがある。 なぜ「日米… 全文を読む
11日の仏総選挙の結果が出揃った。マクロン新大統領が率いる新党がこれほど勝つと一体誰が予想しただろうか。既存政党では社会党が後退、共和党が伸び悩み、ポピュリスト政党が大敗した。世界はこれを如何に分析すべきなのか。今週の焦点もやはり欧州ポピュリズムの行方である。 第1回投票でマクロンの新党が… 全文を読む
今週筆者が最も注目したのは、日本が中央アジア5か国国民に対しビザ発給要件を緩和するという、地味ながら、実は極めて重要と考えるニュースだ。5月に開かれた第6回「中央アジア+日本」外相会合の際に発表したものだという。 対象はカザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン… 全文を読む