外交・安保カレンダー(10月31日-11月6日)

 今週はG20でユーロ問題がどう議論されるかに関心がある。今から思うと、そもそもギリシャがEUの一員であること自体が不思議なくらいだ。しかし、ユーロは政治的通貨だからギリシャごときで潰すわけにはいかない。
 それにしても、米国にはもう余裕はないだろうから、結局欧州は日本や中露に支援を求めることになるのだろうか。G20の結果次第ではユーロという通貨の将来に再び暗雲が垂れ込めるかもしれない。
 中東ではシリアが本当におかしくなりつつある。先月ワシントン出張の際、シリア・アサド政権の存在自体がレバント地域の安定に不可欠の役割を果たしていると強調したら、多くの友人から「分かるけど、もう手遅れだよ」と言われたことを思い出す。
 欧米やサウジが本気でシリアの政権交代に動き出したら、何かとんでもないことが起きるような気がしてきた。決してアサド政権を支持するつもりはないが、複雑なシリア内政の微妙なバランスが崩れれば、崩壊はシリア一国では済まないかもしれない。
 最近中国の不動産バブルについて報道が錯綜している。急激な価格下落で大損した購入者は開発業者に抗議しているらしいが、これが一部で囁かれているようなバブル崩壊に繋がるかどうかはもう少し見る必要があるだろう。


30日-11月4日 胡錦濤・国家主席、オーストリア、フランス訪問
G20サミットに参加
31日-11月2日 日本の国会、各党代表質問
31日 橋下大阪府知事、辞任
31日 トリシェECB総裁、任期終了
31日 パキスタン大統領、トルコ訪問
31日 シンガポール2011年第3四半期雇用統計発表
31日 ディー・エヌ・エー、第一三共、富士フイルムホールディングス、資生堂、住友金属工業、神戸製鋼所、セガサミーホールディングス、東芝、三菱電機、パナソニック、TDK、三井造船、三菱重工業、IHI、ホンダ、HOYA、日本郵船、商船三井、川崎汽船、丸紅、三井不動産、三菱地所、JR東海、日本通運、関西電力(4-9月)、アサヒグループホールディングス、サッポロホールディングス(1-9月)が企業決済発表
31日-11月2日 カザフスタン大統領、ベトナムを訪問
31日-11月4日 インドネシア国家気候変動評議会事務局長、来日
11月1日 南スーダンへのPKO派遣について閣議決定
1日 ドラギ欧州中央銀行(ECB)第3代総裁就任
1日 帝人、三菱ケミカルホールディングス、アステラス製薬、エーザイ、出光興産、日立製作所、三菱商事、野村ホールディングス(4-9月)、昭和電工(1-9月)が企業決済発表
1日 オーストラリア準備銀行金融政策決定理事会
1-2日 米連邦公開市場委員会(FOMC)
1-4日 欧州連合外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長、来日
2日 李明博・大統領、ロシア訪問
韓露首脳会談(サンクトペテルベルク)(その後G20サミットに参加)
2日 米連邦公開市場委員会(FOMC)開催
金融政策について決定・発表、バーナンキFRB議長が会見
2日 クリントン国務長官、トルコ訪問
3日 ECB政策金利発表・ドラギECB総裁、会見
3-4日 「プラハ・プロセス」第2回閣僚会合
3-4日 G20首脳会議(仏・カンヌ)
3日 欧州中央銀行理事会
4日 オーストラリア準備銀行金融政策決定理事会、四半期金融報告
4日 味の素、国際石油開発帝石、石油資源開発、王子製紙、武田薬品工業、オリエンタルランド、JXホールディングス、ニコン、スクウェア・エニックス・ホールディングス(4-9月)、キリンホールディングス(1-9月)
6日 グアテマラ大統領選(第2ラウンド)


【来週の予定】
7日 英領バージン諸島議会選
8日? 第3次補正予算案を衆院予算委員会で審議開始
8日 リベリア大統領選(第2ラウンド)
8日 ジブラルタル議会選
8-9日 ポーランド中銀金融政策決定理事会
9-10日 英金融政策委員会
10日 APEC財務相会合(米・ハワイ)
12-13日  APEC首脳会議(米・ホノルル) 
12-13日 アフリカン・フェスタ2011(横浜)
13日 宮城県議選、名取市議選など宮城県4市町で市町議選・町長選

(宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)

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