外交・安保カレンダー(9月5日-11日)

 今週は日本の新内閣誕生が注目を集めているが、世の中はそれと全く関係なく動いている。特に不気味なのはシリア情勢だ。この一週間小さな衝突が続いているが、どうも静か過ぎるようでちょっと気になる。
 今週は中国軍事企業が本年2月以降もリビア・カダフィ派に武器供与を続けていたと報じられ、中国政府が否定に躍起になっている。秘密取引を笑う者は秘密取引に泣くということか。中国人民解放軍も意外に素人っぽいところがあるようだ。

5日 イラン大統領、タジキスタン訪問終了
5日 バハレーン国王、トルコ訪問終了
 このところトルコ外交が注目されているが、バハレーン問題についても静かに動いているらしい。

5日 エジプト最高裁、ムバラク前大統領公判
今回からテレビ中継はないそうだ。9日には全土でデモが呼びかけられているが、今のところエジプト軍の最高評議会が本気で民主主義を推進しようとする兆候はみられない。

5日 世銀総裁、訪中終了
5-7日 日印グローバル・パートナーシップ・サミット2011(東京)
 NPO法人インドセンターとこのサミット実行委員会が主催する。インドの重要性が叫ばれて久しいが、その割には注目がイマイチなことはちょっと寂しい。偉い人々だけでなくて、もっと多くの一般市民に関心を持ってもらいたいものだ。

5-6日 イラン国会議長、北朝鮮訪問
5-9日 戴秉国・国務委員、訪越
 第5回中越協力協議が開かれる。中国も必死で対ASEAN外交を進めている。日本ももっと見習うべきである。

6-9日 太平洋島嶼国会議(ニュジーランド)
 NZと豪州のほか、13カ国の太平洋島嶼国が参加するという。これも日本外交にとって重要な原点だ。

6-7日 インド首相、バングラデシュ訪問
6日 オーストラリア準備銀行金融政策決定理事会
6-7日 日銀金融政策決定会合
6-7日 ポーランド中銀金融政策決定理事会
7日 カナダ銀行金融政策決定理事会
7日 イスラエル労働党、党首予備選
7-8日 英金融政策委員会
7-9日 韓国国防相、インドネシア訪問
 韓国はASEAN諸国に対する武器輸出を推進している。こればっかりは日本は簡単にはできない。同時期のロシア艦隊の動きといい、シンガポール外相の外遊といい、南シナ海をめぐる情勢は常に動いているようだ。

8-13日 ロシア太平洋艦隊、カンボジア訪問
8-10日 シンガポール外相、ベトナム訪問
9日 フェースブック団体がエジプト全土でデモを呼びかけ
9日 ラグビーワールドカップ開始(ニュージーランド)
11日 東日本大震災から半年
11日 米同時多発テロから10年
11日 岩手県知事選、岩手県議選、釜石市議選
11日 グアテマラ、大統領選・議会選

【来週の予定】
12日: IAEA(国際原子力機関)総会
12日 EU一般問題理事会(ブリュッセル)、EU外相理事会(ポーランド・ソポト)
15日 ニュージーランド準備銀行金融政策決定理事会、四半期金融政策報告公表
15日 スイス国立銀行金融政策決定理事会、四半期金融政策報告公表
16日-18日 法律経済学学際シンポジウム(早稲田大)
16日-18日 日独修好150周年記念フンボルト・コロキウム(早稲田大)
17日 ラトビア議会選挙
18日:第66回国連総会開幕

(宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)

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